事業の概要
事業のテーマ
美容分野第三者評価試行の成果の普及および職業教育の国際通用性を高めるための調査・研究
事業実施期間
委託を受けた日から平成29年3月10日まで
事業の概要
前年度「美容学校評価研究コンソーシアム」のもとで実施された第三者評価試行の各プロセスにおける問題点や改善点を洗い出すための検証を行う。
次に試行結果を踏まえたテキスト教材等を作成し、各学校における評価活動を支援するためのセミナーを実施して成果の普及を図る。
また本事業成果をもとに、職業教育の国際通用性を高めるための調査・研究を、国際連携によって推し進め、その成果の普及を目的としたシンポジウムを開催する。
事業内容の説明
事業実施の成果目標
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第三者評価試行におけるプロセスの検証結果
平成27年度において実施された第三者評価試行の各プロセスについて問題点や改善点を洗い出し、評価する側と評価される側のあるべき姿について検証・分析した結果を示す。 -
第三者評価セミナーの実施
第三者評価につながる自己評価や学校関係者評価等、学校が主体となって行う日常的な評価活動の考え方・具体的な方法を身に付けるために、本事業で作成したテキスト等の教材を活用したセミナーを実施する。 -
職業教育の質保証に関するシンポジウムの開催
国際通用性を確保した職業教育を行う視点から、本事業では、当機構が規定した「評価基準要綱」「自己評価実施要項」「評価実施手引書」をプロトタイプとして、オーストラリアやタイ、ベトナム、韓国等の質保証機関と連携し、職業教育の質保証のあり方や方法に関する調査・研究を進め、その成果の普及を目的としたシンポジウムを開催する。
事業の内容について
会議
美容学校評価研究コンソーシアム研究委員会
目的 | 本事業の方針を決定し、事業成果のとりまとめを行う |
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体制 |
委員長1名 教育団体関係者3名 業界関係者3名 有識者3名 専門学校関係者4名 合計14名 |
開催回数 | 2回(8月、2月) |
役割等 | 事業方針の決定、プロセスの検証・セミナーの実施・国際連携等の方針の承認、国際シンポジウムの運営、事業成果とりまとめ |
セミナー分科会
目的 | 第三者評価セミナーの実施に向けた諸活動を行う |
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体制 | 研究委員会から3名を選抜 |
開催回数 | 2回(8月、9月) |
役割等 | セミナーにおいて使用するテキスト・テスト・アンケート等に関する作成方針の策定、第三者評価セミナーの告知・案内活動、実施結果の検証等 |
国際連携分科会
目的 | 職業教育の質保証に関わる国際連携活動を推進する |
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体制 | 研究委員会から3名を選抜 |
開催回数 | 2回(8月、11月) |
役割等 | 国際連携に関する方針の策定、海外調査実施方針の策定、国際シンポジウムの告知・案内活動、実施結果の検証等 |
① 第三者評価試行におけるプロセスの検証
目的 | 美容専門学校6校に対して実施された第三者評価試行における各プロセス、すなわち、自己評価報告書作成、書面調査、訪問調査、第三者評価報告書作成、意見申立て等の進め方が、評価基準要綱等の考え方や方法と整合していたかを確かめ、第三者評価制度におけるプロセスとしての適切性について検証する。 |
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対象、規模 | 平成27年度に第三者評価試行を実施した美容分野の専門学校6校 |
手法 | 調査票を設計した上で、各校に対して調査を実施し、その結果を精査して分析結果をとりまとめる。 |
実施体制 | 調査を専門とする会社に委託して実施する。 |
② 第三者評価セミナーの実施
目的 | 職業実践専門課程認定校における適切かつ有効な自己評価・学校関係者評価・第三者評価等の活動を支援するために、各校の評価担当者を対象とした研修セミナーを実施する。 |
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対象、規模 | 職業実践専門課程認定校の評価担当者を対象として、平成28年10月から12月にかけて実施する。全国規模で幅広い普及を図るために、東京、大阪、福岡(場所は予定)において、同一の内容で3回実施する。1回の定員は20名程度を想定する。 |
手法 | 適切かつ有効な評価活動を進めるための具体的な方法を解説したオリジナルテキストを作成するとともに、研修で得た知識の定着と研修効果の測定を目的としたテスト、評価活動を進めるための課題を明らかにするためのアンケート等も作成し、セミナーの中で実施する。テストやアンケートの結果は精査・分析した上で公開する。 |
実施体制 | 実施方針は「セミナー分科会」で策定し、テキスト等の作成やセミナーの実施は、教育研修・教材開発を専門とする会社に委託して行う。 |
③ 職業教育の国際通用性を高めるための調査・研究
目的 | 職業教育のグローバル化に対応する、すなわち、海外の教育機関との単位互換や協定締結等を促進するための要件を、質保証の観点から調査・分析する。 また、その課題や成果を共有するためのシンポジウムを開催する。 |
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対象、規模 | 職業実践専門課程認定校の評価担当者を対象として、平成29年2月に100名程度の参加者を募ってシンポジウムを開催し、職業教育の質保証に関する国際的動向を紹介した講演と、講演者によるパネルディスカッションを行う。 |
手法 | 職業実践専門課程認定校の第三者評価を想定した、当機構の「評価基準要綱」、「自己評価実施要項」、「評価実施手引書」を英訳するなどの準備と、わが国における職業教育の質保証に関連した諸資料の作成を行い、オーストラリアおよびタイ、ベトナム等の質保証機関(国や具体的な調査対象機関は未定)を実地調査する。 その調査結果を精査・分析し、①や②の成果も含めたとりまとめを行い、シンポジウムにおいて公開する。 |
実施体制 | 実施方針は「国際連携分科会」で策定した上で、調査・研究を専門とする会社に委託して資料作成やシンポジウムの開催を実施する。 なお、「評価基準要綱」等の英訳は、翻訳を専門とする会社に請負わせる。 |
事業終了後の方針について
- 第三者評価セミナーのために作成するテキスト等の教材は、職業教育の国際的な動向に合わせて改善し、専修学校における評価活動の促進のために継続的な活用を図る。
- 本事業で培った国際連携の体制は、事業終了後も維持・発展させ、わが国の専修学校が、職業教育の質保証に関する国際的な動向に対応することを支援していく。
- 本事業の成果を、「実践的な職業教育を行う新たな高等教育機関」の設置およびその質保証の検討において活用する。
事業実施における特記事項について
- 当機構による第三者評価試行は、評価対象校における学修成果を評価する仕組みに特徴がある。職業教育の質保証では分野別評価を欠かすことができず、そこでは「学修成果」の評価が必須であり、その点を特に強調した第三者評価セミナーを実施する。
- また、当機構には、幅広い国際連携を図る下地を持っており、職業教育の質保証の国際的動向をとらえた内容として、シンポジウムを先進的なものと位置づける。
事業のスケジュール
事業実施体制
事業実施者の構成
事業責任者
川口 昭彦 一般社団法人専門職高等教育質保証機構 代表理事 |
事業責任者 |
教育団体・大学・高校
合田 隆史 尚絅学院大学学長 |
研究委員 |
富田 正次 全国定時制通信制高等学校長会 事務局長 |
研究委員 セミナー分科会委員 |
真崎 裕子 公益社団法人 東京都専修学校各種学校協会 事務局長 |
研究委員 |
手嶋 晧二 ハリウッド大学院大学客員教授 |
研究委員 国際連携分科会委員 |
業界関係
佐藤 友彦 有限会社アクシス 取締役 |
研究委員 国際連携分科会委員 |
福島 吉功 ICD世界美容家協会理事 東京美容家集団副会長 |
研究委員 国際連携分科会委員 |
渡邊 雅美 日本美容技術振興センター 副理事長 |
研究委員 セミナー分科会委員 |
有識者
野嶋 朗 リクルートライフスタイルビューティ総研顧問 |
研究委員 |
花岡 萬之 学事出版 副社長 |
研究委員 セミナー分科会委員 |
宋 姈優 大韓美容師会中央会付設ビューティ産業研究所所長 |
研究委員 国際連携分科会委員 |
専門学校関係
山中 祥弘 学校法人メイ・ウシヤマ学園 理事長 |
研究委員 |
前田 新造 学校法人資生堂学園 理事長 |
研究委員 |
岡本 比呂志 学校法人中央情報学園 理事長 |
研究委員 |
川越 宏樹 学校法人宮崎総合学院 理事長 |
研究委員 |
本田 あけみ 学校法人メイ・ウシヤマ学園 キャリアセンター長 |
研究委員 国際連携分科会委員 |
事業実施協力機関等
コンソーシアム研究委員会
専門職高等教育質保証機構 | 研究委員会の運営 |
全国高等学校定時制通信制教育振興会 | 第三者評価セミナー実施協力 |
アクシス | 国際連携調査実施協力 |
ICD世界美容家協会 | 国際連携調査実施協力 |
日本美容技術振興センター | 第三者評価セミナー実施協力 |
学事出版 | 第三者評価セミナー実施協力 |
リクルートライフスタイルビューティ総研 | 国際連携調査実施協力 |
大韓美容師会中央会付設ビューティ産業研究所 | 国際連携調査実施協力 |
日本美容技術振興センター | 第三者評価セミナー実施協力 |
学校法人メイ・ウシヤマ学園 | 国際連携調査実施協力 |
学校法人資生堂学園 | 国際連携調査実施協力 |
学校法人中央情報学園 | 第三者評価試行におけるプロセスの評価協力 |
学校法人宮崎総合学院 | 第三者評価試行におけるプロセスの評価協力 |
職業実践専門課程第三者評価試行事業実施協力校
ハリウッドビューティ専門学校 | 第三者評価試行のプロセス検証協力 |
松江理容美容専門学校 | 第三者評価試行のプロセス検証協力 |
明日香美容文化専門学校 | 第三者評価試行のプロセス検証協力 |
長崎県美容専門学校 | 第三者評価試行のプロセス検証協力 |
宮崎サザンビューティ美容専門学校 | 第三者評価試行のプロセス検証協力 |
琉美インターナショナルビューティカレッジ | 第三者評価試行のプロセス検証協力 |
その他下部組織等
セミナー分科会
公益財団法人 全国高等学校定時制通信制教育振興会 | 事務局長富田正次氏が分科会委員として参加 |
日本美容技術振興センター | 副理事長渡辺雅美氏が分科会委員として参加 |
学事出版 | 副社長花岡萬之氏が分科会委員として参加 |
国際連携分科会
アクシス | 取締役佐藤友彦氏が分科会委員として参加 |
ICD世界美容家協会 | 副会長福島吉功氏が分科会委員として参加 |
大韓美容師会中央会付設ビューティ産業研究所 | 所長宋姈優氏が分科会会員として参加 |
事業の推進体制
文部科学省との連絡担当者
事業責任者 | 川口 昭彦(かわぐち あきひこ) 一般社団法人専門職高等教育質保証機構代表理事 |
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事務担当者 | 北澤 具子(きたざわ ともこ) 一般社団法人専門職高等教育質保証機構事務局 |
郵便番号 | 〒106-0032 |
所在地 | 東京都港区六本木6-2-33 六本木ヒルズノースタワーアネックス3F |
電話番号 | (03)3403-3432 |
FAX番号 | (03)3403-3459 |
jimukyoku@qaphe.com |