事業成果報告書
事業成果報告書
要件定義書(再訂版)
システム操作説明書(改訂版)
事業の概要
本年度事業の実施内容
令和3年度事業は3年計画の2年目として、令和2年度文部科学省委託事業 の成果であるポートレートのプロトタイプをベースに次の事業を実施した。
横断分析を可能とする機能設計の強化
これまでの開発において、ある学科の時系列比較機能を開発・実装することは達成した。
本年度は、ある学科と他のある学科を比較することを可能とする仕様を追加し、複数の学科の横断的な分析を行えるようにした。
もちろん、これまでの開発においていわゆるバグに相当する部分を排除し、システムを精緻化することも実施した。
ポートレートデータの入力促進
3年目の開発終了後にスムーズな本番移行を可能とするために、主な学校の公開済みポートレートデータを入力した。
このことにより、ポートレートデータ入力の役立ちを実感し、同データの入力を促進することが期待される。
今年度は主として、2019年度までのデータ入力を行ったが、次年度は2020年度のデータ入力を行うこととしたい。
普及のための動画コンテンツ開発
ポートレートシステムを普及させるには、ユーザを増やすことが必要である。
ユーザを増やすためには、操作方法を理解することが必要であるが、そのためには、操作方法を説明する動画コンテンツの開発を欠かすことができない。
そこで、本年度は、その第一弾としての説明動画コンテンツを制作した。
横断分析を可能とする機能設計の強化
横断分析のイメージ
複数の職業実践専門課程の比較を主目的とした横断分析の開発を行った。
具体的には、「学科」を検索する際、学科名などの情報の左側にチェックボックスを配置して、クリック操作によって選択することを可能とし、「学科比較」ボタンをクリックすることによって、職業実践専門課程の基本情報を横に並べて比較する機能である。
データの充実
データ充実の年度
年度については、テスト的に入力していた最も古いものが2016年度で、以降、3年度分の入力状況は次の表のとおりである。
本年度は2021年度であるが、本年度事業開始当初(2021年7月)、職業実践専門課程の基本情報としてアップロードされていたものの最新版の多くは、2019年度のものである。
例年、y年度の職業実践専門課程の基本情報は、y+1年5月1日(文科省学校基本統計の基準日)現在の情報を以て更新され、その情報を公開するのがy+1年8~9月である。
したがって、2021年7月現在は、2019年度の情報が最新となる。
そこで、当機構では、2019年度版の基本情報を、2021年7月まで(その時点で最新)に学校のホームページからダウンロードして保存しており、2019年度版の情報入力を以てデータ充実の年度とした。
データ充実の実績
今年度事業において、初めて、データ充実を予算化して大量のデータ入力を試みた。
今年度(2021年度)事業開始当初から、2022年1月末時点までのデータ充実の件数は次の表のとおりであった。
このデータは2022年1月31日現在の数字 であるから、2022年2月になって入力する分も含めれば、本年度内に入力を終える学科数は容易に1,000を超える見通しである。
次年度(本事業の最終年度)においては、自力でエントリーする学校を募集し、本ポートレートシステムの自走に向けた取り組みを行っていく予定であるから、1年後は職業実践専門課程に認定された学校の参加を大いに期待したい。
説明動画コンテンツの作成
説明動画開発の意味
ポートレートシステムには、職業実践専門課程の基本情報を現在のExcel形式でアップロードする方式の弊害を是正する効果がある。
その効果を文部科学省にアピールするためには、データベースシステムでできていることを示す必要があり、そのための操作を、職業実践専門課程を有する学校に覚えていただく必要がある。
そこで、ポートレートシステムを利用する側と管理する側とに分け、利用する側のメリット、管理する側のメリット双方を享受することを目的とした動画を作成することにした。
ポートレートシステム説明動画
目次
ポートレートシステム説明動画
A1 全体編(7:56)
B1 検索・対象決定(7:06)
B2 検索・一般機能(17:14)
B3 検索・学科比較機能(10:42)
C1 管理者・ログイン(5:53)
管理者用機能を利用するためのログイン方法について説明します。