2019(令和元)年度

ECCコンピュータ専門学校における、2019(令和元)年度の評価結果を示します。

2019(令和元)年度に実施した第三者評価の評価結果について

一般社団法人専門職高等教育質保証機構は、2019年8月末にECCコンピュータ専門学校から提出された自己評価書について、評価委員会において、書面調査及び訪問調査を行い、評価結果(案)を取りまとめた後、対象専門学校へ通知し、意見の申立て手続きを経て確定したものです。

2019(令和元)年度評価結果

ECCコンピュータ専門学校に対し、「基準を満たしている」と評価しました。

評価報告書

ECCコンピュータ専門学校評価報告書(PDF)

第三者評価を受審して(各校の責任者に聞きました)

宇佐見校長


宇佐見校長

受審した結果はどのようなものでしたか?

各基準での評価結果が「基準を満たしている」と評価をいただき正直ホッとしました。
また、「改善を要する点」が一つもなかったことに安心しました。

だだし、この結果に満足している訳ではなく、更なる教育の質向上に向けて取り組むべきことが明確になりました。

貴校では第三者評価への機運が高まっていましたか?

職業実践専門課程の認定から学内の内部質保証の構築を進めてきましたが、学校関係者評価以外の外部評価として第三者評価を受審すること(受審する体制作り)が近年の目標になっていました。

自己評価への作成は大丈夫でしたか?

自己評価書の作成に関しては、以前、文科省委託事業で「試行」を実施した経験から、ある程度は問題ありませんでしたが、根拠となる資料(エビデンス)の適合性を考え、種類(量)を準備するのが大変でした。



訪問調査への準備はいかがでしたか?

事前にヒアリング対象者の属性を伝えていただいていたので特に問題はありませんでしたが、卒業生(現役のエンジニア&ゲームクリエイター)に来ていただく調整が若干苦労しました。
(平日の18:00過ぎなので…)

第三者評価報告書を受け取った時の印象はいかがでしたか?

訪問調査2日目に委員の方から感想をいただいた内容とほぼ差異がありませんでしたので納得度は高かったです。
今後改善に取り組んでいかなければならないことが明確になったと感じました。



今後の内部質保証に対する決意をお聞かせください。

内部質保証の構築は、本校にとっても本学園にとっても中期計画の中で計画している大きな目標の一つです。
自らの責任で点検・評価を行い、それを学校の改善・改革につなげ、教育の質を自分たちで保証できる組織にしていきたいと思います。

今後受審する学校に伝えたいことはありますか?

高等教育のこれからのグランドデザインを考えても、「教育の質保証」と「情報公開」は必ず求められてきます。

「準備が大変」とか「良くない評価が出たらどうしよう」などは考えず、まずは受審することをお勧めします。受審することで自校の弱み・強みを把握し改善に繋げることができると思います。

当機構に対するご要望をお聞かせください。

今回の第三者評価をいただくにあたって、評価・指摘をいただいた項目を今後の改善に繋げたいと思います。
そして、貴機構の第三者評価が日本の専門学校の標準(基準)みたいになっていっていただきたいと思います。

校長からのコメント

この度は準備の段階からご指導やアドバイスをいただき本当にありがとうございました。
学園の職員にも「質保証」の大切さや理論、実践までご教授いただいたことは今後の学校運営に必ず生かされていくものだと確信しております。

自己評価書の作成、エビデンスの準備、訪問調査、報告書の完成とほぼ1年をかけて取り組んで参りましたが、大切なのはこれからだと思っております。
全教職員で今回の第三者評価受審を今後の学校運営改善・改革に繋げていきたいと思います。

ありがとうございました。



事務局長からのコメント

雰囲気がよく、とても活気のある学校というのが第一印象でした。
それは、ゲームやITという先進的なイメージの業界を指向した学生が多いからかと思っていましたが、各種の資料や訪問調査を通じて、教職員方のたゆまぬ努力に裏付けられたものであることがわかりました。

これからも、拡大するゲーム、ITマーケットに有能な人材を輩出し続けることを期待しています。

5年後、さらにご発展されていることを楽しみにしております。