2022(令和4)年度
ECCアーティスト美容専門学校における、2022(令和4)年度の評価結果を示します。
2022(令和4)年度に実施した第三者評価の評価結果について
一般社団法人専門職高等教育質保証機構は、2022年8月末にECCアーティスト美容専門学校から提出された自己評価書について、評価委員会において、書面調査及び訪問調査を行い、評価結果(案)を取りまとめた後、対象専門学校へ通知し、意見の申立て手続きを経て確定したものです。
2022(令和4)年度評価結果
ECCアーティスト美容専門学校に対し、「基準を満たしている」と評価しました。
評価報告書
第三者評価を受審して(各校の責任者に聞きました)
川添学校長代理
受審した結果はどのようなものでしたか?
今までは「いい学校・授業作り」は学内で完結していました。今回、外部の視点が入り検証していくこととなり、不安も大きかったです。
全ての項目で「基準を満たしている」との評価結果を受け取り、質保証の取り組み方法に誤りがないとわかり、今後も自信を持って運営できそうです。ただ今後も常にPDCAサイクルを実行していくつもりです。
貴校では第三者評価への機運が高まっていましたか?
以前から質保証に関して研修等に参加していたことと、姉妹校であるECCコンピュータ専門学校、ECC国際外語専門学校が先行して受審し、質保証の観点から非常に有効と責任者間で認識が一致しておりました。
新型コロナウイルスの影響で受審が遅れましたが、今年度受審することとなりました。
自己評価書の作成のうえで、お困りになった点などがございましたら、お聞かせください。
学校が取り組んでいる全ての活動、取り組みに関して資料の保存と整理が完全ではなく苦労しました。
また自己評価書作成は全ての部署に関係しますので、部署間で調整し情報を共有しながら作成をすすめていました。
自己評価書やエビデンス資料を、紙資料ではなくデータとして提出・配布したことへの負担や不安がございましたら、お聞かせください。
自己評価書に関してはデータとして作成、保存、提出することに負担はなく、紙媒体で行うよりも苦労はありませんでした。
またエビデンス資料もほぼ全てがデータとして保存しており、提出はスムーズでした。
一方、内容の確認や全体を俯瞰する際はデータを出力していましたので、紙資料も使用はしておりました。
訪問調査への準備はいかがでしたか?
卒業生、教員へ「第3者評価」受審の意義を説明し、面談時には活動と異なる説明はせず、全て正直に答えてもらうようにしました。
結果として、詳しく調査員の方に授業内容や学修成果を伝えることができたと思います。
卒業生や教員の選定には苦労はありませんでした。
第三者評価報告書を受け取った時の印象はいかがでしたか?
学校の取り組みが、「学外の方にはこのように受け止められるのか」という、客観的な視点で質保証を考える事ができました。
今後の内部質保証に対する決意をお聞かせください。
全ては学生のために、卒業後も長きにわたり美容業界で活躍できる人材育成を行っていきたいと思います。
そのために教職員一同が課題を意識し、改善を行い今まで以上に教育の質の追求を行っていく重要性に改めて気づきました。
今後受審する学校に伝えたいことはありますか?
外部機関の方の視点での評価ですので、高い評価を得られた項目は非常に心強く、また改善点に関しても学校内部の会議からは出てきづらいことでしたので参考になります。
学校の目指す方向を確認するうえでも有効です。
当機構に対するご要望をお聞かせください。
初めての取り組みで不明な点は何度も質問させていただきましたが、都度丁寧に対応していただき感謝しております。安心感がありました。
質保証に対する取り組みを以後も行って参りますので、今後ともよろしくお願いいたします。
校長からのコメント
これまで「質保証」に関しては、部署責任者のさらに一部しか検討していない課題でした。
今回の受審により、1年間をかけて教職員に意義を説明し、教育活動を振り返り、成果を確認する作業を行いました。この結果は人的な財産にもなり、学校として成長できるきっかけになったと信じています。
今後も教職員一丸となり、教育の改善、質の追求を行っていきたいと思います。
この度は誠にありがとうございました。