2018(平成30)年度
高津理容美容専門学校における、2018(平成30)年度の評価結果を示します。
2018(平成30)年度に実施した第三者評価の評価結果について
一般社団法人専門職高等教育質保証機構は、2018年8月末に高津理容美容専門学校から提出された自己評価書について、評価委員会において、書面調査及び訪問調査を行い、評価結果(案)を取りまとめた後、対象専門学校へ通知し、意見の申立て手続きを経て確定したものです。
2018(平成30)年度評価結果
高津理容美容専門学校に対し、「基準を満たしている」と評価しました。
評価報告書
第三者評価を受審して(各校の責任者に聞きました)
まず、自己紹介をお願いします。
古武一成と申します。高津理容美容専門学校を設置いたします学校法人古武学園の理事長でございます。
この度は第三者評価の全ての項目に関し「基準を満たす」とのご評価を頂戴し、ありがとうございました。
7号館校舎
第三者評価を受審したきっかけはどのようなものでしたか?
本校は職業実践専門課程の認可を得て以来、学校関係者評価と、もちろん自己評価を行ってまいりました。
その中で一番感じたのは、自己評価の設問に自信が持てない事でした。
学校関係者評価も、専門学校教育に理解がある人は、ほぼ就職先企業に限定されます。
専門学校ならではの特色を生かした評価の信頼性を高め、自信をもって公表していきたい、というのが何よりの理由でございます。
次に、PDCAサイクルということで、評価の結果を学校業務の改善につなげていくことが重視されておりますが、これは同時に設問の固定化を招きます。
これまでに累積した評価を一旦総括して、設問の大改訂を施すために第三者評価をというのもインパクトでございました。
なお、本校では理美容技術を支える人格養成に熱心であり、教育にノンテクニカル部分の涵養を重視して、業界から高く評価を受けています。
これが、今の若者に嫌われる原因となっていないか。
プロとして生きていく心と生活の知恵を込めた教育の実現のためでもございました。
第三者評価プロセスにおけるエピソードがありましたら教えてください。
上記の受審理由より、今回第三者評価を受けるからと言って、今まで行ってきた自己評価のシステムを変更するというような事は一切行っておりません。
抜けている部分や基準に合わない部分を、そのままご指摘いただいて、その部分の改善を行うというスタンスで受審致しました。
美容実習サロン「キラリ」
第三者評価を受審した効果はありましたか?
自己評価に自信が持てたとまでは申しませんが、評価を受ける側とする側の共通認識の範囲が相当広い事を感じました。
次年度から、より前向きの設問に変えて参ります。
自分の教育業務に自信を持てた教職員も居るように思いますが、全員ではありません。今月15日にWeb公開されて後、良い評価をいただいたがさらに頑張ろうという雰囲気で参ります。
またご指摘の改善すべき部分はすでに着手いたしております。
本校では今回の結果に合わせて、卒業生調査を行い、学校法人の中期経営計画を策定する予定でございます。
最後に、受審を検討している学校に向けたメッセージがございましたらお願いします。
各スクール様で、受審をご検討なさっているなら、躊躇なく受審されるべきと思います。
その際、公開されることを意識して変に自己評価を飾ったりせず、ありのままの方が良いと思います。
図書室
事務局長からのコメント
校舎、設備、教職員、卒業生、在校生、すべてから歴史と伝統を感じました。
と同時に、理美容市場の新しい流れに対して、養成施設としてどのように貢献していくべきかを模索する姿も印象的でした。
今回の評価結果をご活用いただき、充実したOB・OGの方々や教育課程編成委員会、学校関係者評価委員会の方などと手を携え、ご発展されることを祈念いたします。
評価の各プロセスでのご協力、ありがとうございました。