2017(平成29)年度

修成建設専門学校における、2017(平成29)年度の評価結果を示します。

2017(平成29)年度に実施した第三者評価の評価結果について

一般社団法人専門職高等教育質保証機構は、2017年8月末に修成建設専門学校から提出された自己評価書について、評価委員会において、書面調査及び訪問調査を行い、評価結果(案)を取りまとめた後、対象専門学校へ通知し、意見の申立て手続きを経て確定したものです。

2017(平成29)年度評価結果

修成建設専門学校に対し、「基準を満たしている」と評価しました。

評価報告書

修成建設専門学校評価報告書(PDF)

第三者評価を受審して(各校の責任者に聞きました)

堤下校長


堤下校長

受審したきっかけはどのようなものでしたか?

本校が併設している2年制の全学科は、平成26年3月31日付けで、「職業実践専門課程」を文部科学大臣から認定を受け官報で告示されました。
以来毎年、自己評価を行い、学校関係者評価委員会と教育課程編成委員会等を実施し、その内容等について公開してきました。

平成28年度に貴機構が実施された「第三者評価に関する」セミナーを聴講し、本校が職業実践専門課程認定後に行って来た評価内容等について検討を行なった結果、認定校には義務付けされていないが、学校の将来のためにも外部機構に「第三者評価」の受審するのが良いと判断いたしました。

貴校では第三者評価への機運が高まっていましたか?

やはり、平成28年度に貴機構のセミナーを受けたあたりから、一歩踏み込んで第三者評価を…という機運が高まったように思います。

自己評価書の作成は大変でしたか?

本校は、平成20年頃から「専門学校等評価基準書」をもとに自己点検・自己評価を実施して来ました。

平成25年度に「職業実践専門課程」制度が交付された時、今まで公開していた自己点検・自己評価報告書の形式を変更し、見やすいものに変更しました。
ですから貴機構の自己評価書の書式は、本校の書式に近い形式でしたので、問題はありませんでした。

訪問調査への準備はいかがでしたか?

貴機構事務局より事前に来校日時の通知が余裕を持っていただきましたので、特に問題はなかったです。
エビデンスとなる資料を準備する際、明確な指示をいただきましたのはありがたかったです。

特に学則、募集要項などと具体的な名称、詳細な事例で要望していただけたので準備にそう時間を要しなかったです。
卒業生のヒヤリングに関しても卒業年、対象学科、人数等を前もって指示をいただけたので、問題なかったです。

第三者評価報告書を受け取ったときの印象はいかがでしたか?

訪問調査2日間でいろいろお話させていただきました。その延長線上での報告書であり、納得感は十分ありました。

今後の内部質保証に対する決意をお聞かせください。

これまで本校が行ってきた学校運営および学生の教育等に関しては、大きな問題がなかったということが認識できました。

専門学校は大学と違い、職業教育を意識して、本校でなければできない教育の確立を目指し、建設業界に必要な人材育成をおこなうため、教育の見える化を推進していきたいと思っています。

今後受審する学校に伝えたいことはありますか?

一般社団法人専門職高等教育質保証機構様は、代表理事の川口昭彦先生をはじめ、事務局長の江島夏実氏は非常に温厚で、腰の低い方であることを、受審前にシンポジウムやセミナーにて存じ上げていました。
したがって、第三者評価機構は他にもありますが迷うことなく貴機構を受審させていただきました。

建設系分野を併設されている学校は、全国専門学校建築教育連絡協議会や全国専門学校土木教育研究会で情報を共有し教育を行っておられます。
自信を持って受審されればと思います。

ただし、自己評価書に関しては、独自のものではなく文部科学省等で推奨されている形式にて作成しておくことが重要であると思います。

最後に、当機構に対するご要望をお聞かせください。

本校の場合、建設系のみの設置学科ですが、建築系、土木系、造園系と大きく3分野があります。
類似項目はありますが、基本的には3分野とも異なります。
調査委員は、少なくとも3分野の方が来校して専門分野に関するコメントを頂きたかったです。

事務局長からのコメント

最後にご指摘いただいた点、今回は、面談をする現役学生、修了生の人選で、分野の偏りを無くすことで対応しましたが、今後も同様のご要望が出る可能性を考慮して、取り組んでいただきたいと思います。
有力なご示唆をいただきありがとうございました。